【転倒編】警備業の冬に向けての安全資料
- アクテス1
- 1 日前
- 読了時間: 5分
結局、何を気を付けたらいいのか。冬はどこにでも話が出てくる

「転倒」 だと個人的に思います。
どの記事も転倒については難しく書いている気がしました。
「転倒は現場で多いので気を付けましょう」
こんなに簡単に言われても気を付けれません。
理由は突き詰めたらなんなのか。
個人的に書いていきます。
目的
それっぽく書きます。(ここは読まなくて大丈夫です。)
冬季(降雪・凍結期)になると警備業で大体の記事と雑誌などには転倒(他は除雪関連、車両衝突、寒冷)による健康障害などのリスクの話がでます。
それを軽減する話が結局のところ大事だと個人的に思うので、警備業の実務に特化した「転倒はこうだ!!」を知るのが一番だと思いましたのでこの記事でまとめてみます。
冬季に増える主要リスク
①屋外の転倒(凍結・圧雪)
なぜ“現場での転倒”がまずいのか
結論:転倒=労災になると、関わる全ての関係者に
“誰一人メリットが無い”からです。
転倒は一見「軽いケガ」に見えますが、警備業では現場停止・作業工程の変更・人員の再配置・書類負担増・会社の信用リスクに直結します。
つまり、「ただの転倒」が、工事全体を巻き込む“事故扱い”になるという点が重要です。
なぜ労災になると誰も得をしないのか(深い理由)
深く考えない場合→「滑って骨折したけどお金入るんでしょ(笑)」
それについては
あなたが寝る前にベッドで無駄にスマホを見て過ごした10分は
9時間の時差があるガーナのカカオ農園でコフィくんが死ぬほど辛い労働をしている10分
を考えてくれたらここから先の数分なんて読んでいただけますね?

① 現場が止まる=元請・下請全体の工程が狂う

転倒で指示が出せない/撤収できない/新しい警備員手配が必要…
→ これだけで工程変更・作業停止につながり、元請も職人も全員に迷惑がかかる。
② 労災処理は会社全体の評価に影響
労災発生=「安全管理が不十分だった」
再発防止報告書、事情聴取、労基署対応が必要
事故比率が上がる → 入札評価や継続契約に悪影響
③ 当事者(警備員)にもデメリットだらけ

通院・休業で収入低下
┗通院・休業のときの収入が下がる“主な理由”
⑴労災の“休業補償給付”は、給付開始まで時間がかかる!
労災の休業補償(平均賃金の 6~7割程度)は、
申請をして、医師の証明をもらい、会社の書類を作成し郵送、労基署の審査…
が必要で、実際の支給まで1〜2ヶ月はかかります。
その間は給料ゼロの期間ができてしまう。
→ 怪我した本人の生活に直撃する。

⑵ バイト/パート/日給制の警備員は「働かない=収入ゼロ」
警備業は日給・時給制が多いため、
1日現場を休む=1日分まるまる収入が無くなる
という直接的なダメージがあります。
⑶じゃあ、 労災にしない!→“健康保険の傷病手当金”を使うことは原則できない
健康保険の傷病手当金は
「業務外のケガ」で休業したときに出る制度。
警備現場での転倒は完全に業務中の事故=労災扱い
だから傷病手当金は使えない。
つまり
労災にしたくない → 傷病手当金も使えない → 自費で休むだけになる
という最悪の状況になることもありえそうです。
④ 労災申請しないで通院すると「治療費が高額」
労災用の保険適用なら本人負担ゼロですが、
本人が言い出せずに健康保険で行くと3割負担+薬代が発生。
これだけでも
ケガをする→お金が減ることが体感できます。
あとは、
労災歴は各現場でも共有される?
次現場に呼ばれにくくなることももしかしたら?
④ 会社にも直接的な負担が出る
代替要員の急配
現場説明や書類対応コスト
元請からの信頼低下
事故原因の管理責任を問われる など
では、「元請け」が受ける不利益は?(特に“公共工事”の場合)
公共工事では、安全管理は数字で評価され、事故ゼロが大前提です。
警備員の転倒でも “元請の労災カウントに入る” ため、影響が極めて大きいです。
【公共工事の元請が受ける具体的なダメージ】
① 入札参加資格の評価点が下がる(致命的)
公共工事では以下の評価基準が使われます:
労働災害ゼロ → 高評価
労災発生 → 評価減点(ランクダウンの可能性)
つまり、警備員の転倒“1件”で、来年度の入札自体が不利になる可能性もあります。
→ このため、元請は「下請け含め事故ゼロ」を強く求めます。
→ 警備員の転倒も“重大事故”として扱われる理由です。
② 発注者(国・市町村)からの指導対象になる
公共工事では、事故報告はすべて提出必須。
転倒でも「事故扱い」とされ、以下が必要になります:
事故報告書
再発防止計画
現場監督への事情聴取
発注者(役所)への説明責任
→ 元請けは「事故を起こす会社」というレッテルがつきやすい。
③ マスコミ・住民からの目も厳しい
公共工事=“税金でやっている工事”
→ 転倒で救急車が来るだけで、住民クレームやSNS拡散リスク。
元請はこれを極端に嫌がると思います。
④ 工期延長・追加人件費が元請負担になることも
労災が起こると、安全管理の再確認・追加措置が必要になります。
警備員追加
作業員の安全教育
工程見直し
役所との追加打ち合わせ など
これらは多くが“元請負担”で行われます。
たった一度の転倒でも、工事全体の信用と未来の仕事に影響するため “絶対に避けるべき事故”だとわかってもらえたと思います。
これでコフィ君を出した理由を説明できます。
チョコレートがどんな食べ物かも知らずカカオ農園で働くコフィ君

転倒を甘く見て不安全、準備を怠ることの無いよう、冬期を乗り切りましょう。
転倒の事を学べましたが、アフリカでは今、1分間に60秒が経過しています。
どうかそれだけでも覚えてもらえればうれしいです。