フェーズ3【生活道路の緊急排雪】と幹と枝
- アクテス1
- 6 日前
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日々、警備会社の除排雪業務に関わる方々、お疲れ様です。
私たちもフェーズ3のような状況(?)ですが、記事はなるべく更新したいと思います。
令和8年1月25日の大雪を受け、パートナーシップ排雪がすべて取りやめとなり、生活道路の緊急排雪が実施されることになりましたね。
とんでもない緊急災害です。
雪まつりも始まってしまい、警備で道路に立っているだけで観光客に写真を撮られました。
でも多分、後ろのESTAの大壁に書かれた「WELCOME SAPPORO」を撮っていたんだと思います。(グーグルマップなどで見ても、まだただの壁なので創成川沿いで是非見てください)
フェーズ3(緊急排雪)ってなんだろうと思っている方のためにまとめておきました。
幹線(かんせん)道路と枝線(えだせん)道路と呼ばれる道の見分け方も詳しく書いておきました。
警備でもよく「枝道から車が来るから見ておいてくれるかな?」と、幹線とは使わなくても枝線を使うことはよくあるんですよね。
そこで使われているけれど、どういった意味で言っているのかわからない人もいると思うので、
確認用として、またこれから札幌に住む人にとっても良い情報になると思います。
ではフェーズ3(緊急排雪)の情報です。どうぞ。
発動の判断基準

半数以上の区(中央区・西区・東区など)
でパートナーシップ排雪作業の遅れが見込まれる場合
実施される対策
パートナーシップ排雪を取りやめ(緊急排雪後にやるかも)
作業スピードを重視した生活道路の緊急排雪を実施(費用は札幌市が全額負担)
他区の除雪事業者による応援体制
関係機関・団体への応援要請
期待される効果
全市的な生活道路の路面状況改善
緊急排雪の作業方法

作業のスピードアップを図るため、生活道路を「幹」と「枝」の2つに分類します。
「幹」= 排雪ダンプトラックの運行ルート
緊急排雪用ダンプトラックの通行幅員を確保
路面の圧雪はできるだけ薄くする
「枝」= 幹以外の生活道路
道幅は狭いが、路面の圧雪はできるだけ薄くする
「幹」ってどんな道?
「幹」は、街の中心となる通り(幹線道路の役割)です。交通量が多く、人や車がよく通る主要な道をイメージしてください。
具体的には…
中心部の大きな通り
バスが走る道
生活の大動脈となるルート
日常生活で「通らない日はない」道路です。
なぜ「幹」を最優先するのか?
フェーズ3では、この幹の道路を最優先で排雪します。なぜなら、ここがふさがっていると…
バスが来ない
車が通れない
救急車や消防車の通行にも支障が出る
といったように、交通インフラ全体が機能停止してしまうからです。
幹では排雪ダンプの道幅をしっかり確保し、圧雪も薄く仕上げます。
「枝」ってどんな道?
「枝」は、幹から枝分かれした住宅街の細い道です。
具体的には…
家々が並ぶ路地
住宅街の生活道路
車の通りは少ないが、人の移動はある道
道幅が狭く、幹ほど大型の排雪機械が入りにくい場所ですが、住民が日常生活で必ず通る大切な道でもあります。
フェーズ3では、枝もきちんと排雪しますが、幹ほど広くはできない場合があります。それでも、最低限の通行幅を確保し、圧雪を薄くすることを重視して作業を進めます。
なぜ「幹→枝」の順番なのか?
例えるなら…
①まず交通量の多い主要道路(幹)をきれいにする
→バス・救急・仕事や買い物などの移動が止まらないようにする
②そのあとで住宅街の脇道(枝)も通れるようにする →生活に必要な移動を確保する
という順番です。
大雪の状況では、全ての道路を同時に完璧にきれいにするのは物理的に不可能です。 限られた時間・人員・機材の中で、
通常よりもスピードを重視し、効率よく市民の生活を守る
という考え方が、この「幹・枝」という区分には込められています。
フェーズ3を以下の画像の下にまとめました。

札幌市のフェーズ3緊急排雪は、"すべての道路を一度に完璧にきれいにする"という豪雪幻想ではなく、次のように段階的に進められている。
①まず「幹」=主要な道の雪をしっかり取り除く ②そのあと「枝」=生活道路の細い道の通行幅確保と圧雪薄化を進める ③こうして効率よく街全体の通行性を改善する
この「道の役割による優先順位づけ」の仕組みこそが、大雪時の札幌で道路機能を守るための、現実的かつ効果的な作業戦略なのですね。
その他に書いてあったこと↓(個人的に臨時排雪保安要員の確保ってほしいです。)
____________________________
雪堆積場等の増強
事前の対応
・河川敷地等を活用し雪堆積場を当初から増設
・速やかな緊急用雪堆積場開設に向けた準備
大雪時の対応
・緊急用雪堆積場の開設
・雨水貯留池や未利用公共用地を小規模雪堆積場・雪置き場として活用
・河川敷地雪堆積場の嵩上げ
・公園、学校グラウンドへの雪入れ
大雪時に融雪施設の稼働期間を拡大
新たな融雪施設の検討
・下水熱を活用した融雪槽や地域密着型雪処理施設の新たな整備を検討
あと、札幌で私たちを見かけた方々、いつも暖かい対応をありがとうございます。
以上、フェーズ3のお話でした。




