令和8年 ソリトン・コム㈱ 安全大会
- 2 日前
- 読了時間: 4分
今年も毎年恒例の安全大会が行われました。

開会式から始まり、去年なら講話に入ったのだが、今回は先に表彰となった。
そして事前に取っていたアンケート結果の表彰を行いました。
各賞は他にもありますが、
◆ハイスピード賞
◇ありがとう賞
◆ユーモア賞
◇ベストサポーター賞
◆おつかれさん賞
など、アクテスも数名、野田会長から受賞しました。

その後、アクテスから1名講話を10分程度し、
北海道開発局 札幌道路事務所の方の講話内容
お話の内容はとても為になった。
途中で、「なぜ事故はなくならないのか」
が深く、交通誘導警備員としても為になるお話が多かったです。
折角なので、ノート沢山取ってたので記事にも書きます。

なぜ事故はなくならないのか。
労働現場における事故は、なぜ繰り返されるのか。という事を細かく説明してくれたのち、
「なぜ事故はなくならないのか」という話題になった。
その根本には、私たちが「事故の原因」をどう捉えているか
という、認識の問題があるというのが今回の講話の内容だと感じました。
①原因を不注意で終わらせると再発する可能性がある。
メモ…「注意するだけ」では不十分。
事故が起きたとき、原因として最も多く挙げられるのが「不注意」や「ヒューマンエラー」という言葉だ。しかし、この結論で調査を終わらせてしまうと、対策は「今後は気をつけましょう」という呼びかけ一つで完結してしまう。
問題は、人間は必ずミスをするという前提に立っていないことだ。
疲労・焦り・慣れ・思い込み――こうした要因は、どれだけ真面目な作業員にも必ず訪れる。「注意する」という行為自体が、人間の限界に依存した対策である以上、それだけでは再発防止にはならない。
事故の原因を個人の責任に帰着させるのではなく、
「なぜその人がミスをせざるを得なかったのか」という環境・構造の側に目を向けることが、本当の再発防止の出発点となるという気づきのあるお話だった。
②仕事の内容は必ずミスもする前提で作られていない。
メモ…合図、動線、立ち入り管理の不足
多くの現場では、作業手順や環境が「うまくいくこと」を前提に設計されている。
しかし現実の作業には、想定外の状況や判断の揺れが常に伴う。
そこに次のような問題が潜んでいるという。
⑴合図の不足:作業の開始・終了・危険状態を周囲に伝える手段が整っていない
⑵動線の問題:人と重機・車両・資材が交差する経路が整理されていない
⑶立ち入り管理の甘さ:危険エリアへの入退場が曖昧なまま運用されている
これらは「気をつければ避けられた」ことではなく、設計段階で防げたはずのことだ。仕事の仕組みそのものに「人はミスをする」という前提を組み込み、ミスが起きても重大な結果につながらないよう設計すること――安全な現場は、こうした設計の積み重ねによって成り立っている。
③仕組みと文化で立ち止まるを組み込む。
メモ…日常作業で発生する「おかしい」をそのまま進めてしまう。
そういうのを責めずに活かす関係が安全を上げる。失敗を責めずに
現場で最も見落とされがちなのが、日常の中に潜む「おかしい」というサインだ。
作業中に「なんか違う気がする」「いつもと様子が違う」と感じる瞬間は、誰にでもある。しかし多くの場合、その感覚は「気のせいだろう」「急いでいるから」という理由で流されてしまう。そしてその「流した瞬間」が、後に重大事故の引き金になることがある。
この問題を防ぐには、二つのアプローチが必要だ。
仕組みとして:
「おかしい」と思ったら作業を止めてよい、という手順・権限を明文化する。
ヒヤリハット報告やKY(危険予知)活動なども、こうした「立ち止まる機会」を制度化したものだ。
関係を良くする:
報告した人が責められない環境をつくる。
「なぜ止めたんだ」「なぜ報告した」と叱責される現場では、誰も声を上げなくなる。
失敗や違和感を責めずに情報として活かす関係こそが、現場の安全レベルを底上げする。
これを聞いた時に思い出したのは、航空・医療など、安全管理が高度に発達した業界では、「非難しない文化」が安全の根幹として位置づけられていることでした。
エラーを起こした個人を追及するのではなく、エラーが起きやすい構造を改善することに組織のエネルギーを向ける――この発想の転換が、事故件数の劇的な減少につながった実例は数多くあるということと話が近いなと思いました。
そして
事故はなくならない――そう言いたいわけではない。
ただ、「気をつける」という精神論だけに頼り続ける限り、事故はなくならない
ということだ。
原因を構造で捉え、設計でリスクを減らし、文化で声を上げやすくする。
この三つが揃ったとき、初めて現場は「安全に近づく」のではないだろうか。
という話を講話でしていただき、やはりソリトンの安全大会はすごいってなりました。


