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【貴2級実技】貴重品積卸し時の警戒要領



令和6年9月18日14時から、警備業協会主催の「貴重品運搬警備防犯訓練」が、札幌競馬場駐車場内で実施されました。西連協からアクテス石山顧問が参加してきました。西連協の会員会社の中でも多いのが1号・2号警備であり、3号警備には触れる機会はあまりないので、いい経験になったと感じています。 顧問が撮影してくれた動画などを掲載するのは皆様の知識・経験を入れるのに使えると思い、記事を作成してる私自身も実技を調べまくり、多分こんな感じです。


今後、貴重品運搬警備2級を受ける方へのアドバイス、ポイントを記事に残します。






大まかなポイント

ポイント1…文言を覚えてから動きを覚える。(約8個の文言)


ポイント2…3分の実技時間に合わせて素早く正しい動きを行う。


実技は減点方式と聞くので、セリフと行動は覚えましょう。


全ての実技にある…「実施します」と「終了しました」の①②は覚える必要は無いです。



ポイント1の文言の仕分け

青色は銀行員役の方と対面で話しかける場面。


緑色は車両後ろのセリフ


①「実施します」


②「到着しました。全警協の〇〇です。」

③「今から引き渡しを行います。」


④「新宿支店」

⑤「施錠トランク1」

⑥「施・錠・封印、よし。」

⑦「ロックよし」


⑧「確認をお願いします。」

⑨「ありがとうございました。」


⑩「終了しました。」





実技の最初から最後までの行動(動画あり)


警備員A「実施します。」



歩行警戒(前方・右方・右後方・左方・左後方・上方)を行いながら銀行通用口に向かう。

(動画0:10~0:16 ここをのんびり行うとタイムに響く

契約先Cの1.5m手前の位置まで進み、警戒棒の中央を左手で逆手に持ち、挙手注目の敬礼を行い、基本の姿勢戻る。

(動画0:17~0:17)

警備員A「到着しました。(右ポケットの身分証明書を相手の胸の高さに出しながら)

     全警協の〇〇です。」と申告し、確認を終えたらポケットにしまう。

契約先C「ご苦労様です。」

(警備員Aに契約先身分証明書を胸の高さに出す)

身分証明書⇒C顔⇒身分証明書 の順に確認。基本の姿勢に戻る。

警備員A「今から引き渡しを行います。」

(動画0:18~0:38)

警戒棒を右手に装着し、回れ右を行い、歩行警戒を行いながら

警備運搬車両後部まで移動する。

(動画0:38~0:47)

車両後部に到着し、周囲の警戒(前・左右・上)を行った後、

警戒棒の中央を左手で逆手に持ち、車ボディを2回手のひらで叩く。

警戒棒を右手に装着し、周囲の警戒を継続する。

(動画0:47~1:09 周囲の警戒の車両前方は警備員Bが見てる為、後方が確認から抜けてる

警備員B

車内から前方・前方上・側方・側方上・後方の安全確認を行い、

ドアロックを解除し、ダッシュボードの警戒じょうを左手に持ち、速やかに下車する。

ドアを閉め、キーケースからキーを取り出し、施錠を行い、キーとチェーンをキーケースに収納し、ドアノブに手を掛けて引くように、ロックの確認を2回おこない、ドアノブを右手人差し指で指差「ロックよし。」と呼称し、警戒じょうを右手に持ち替え、右提げじょうの状態で歩行警戒を行いながら、車両の前方を通り、車両の左後部の角を背にして、縦じょうの構えとなり、周囲の警戒を行った後、「よし。」と呼称する。周囲の警戒継続。

(動画1:09~1:38 警備員Bが遅いとタイム過ぎるんじゃないかという不安でミスでる)

警備員A Bの「よし。」を確認後、その場で左足を軸に180度向きを変えて

車両に正対し、警戒棒の中央を左手で逆手に持ち、右手でキーケースからキーを取り出し、

金庫室を解錠し、キーとチェーンをキーケースに収納し、金庫室の扉を開ける。

(動画1:38~1:49)

伝票ケースから運搬伝票を取り出し、

引渡しに関する事項(送付支店名、形状、個数)を右手人差し指でなぞりながら確認し、

運搬伝票を収納ケースに収納する。

(動画1:49~1:55)


トランク(右側)の銘板(新宿)を右手のひらで触れながら「新宿支店。」と呼称する。

基本の姿勢に戻りながら、右手人差し指でトランク(右側)を指差し、

「施錠トランク1。」と呼称する。


トランクの施錠(手前)を指で弾くように確認、次いで施錠(奥)を同様に確認し、

最後に封印(中央)を人差し指と中指で触れて確認し、

「施(手前)錠(奥)・封印(中央)よし。」と呼称する。


トランク(新宿)を取り出し、警備運搬車両との間の地面に置き、金庫室の扉を閉め、

キーを取り出して金庫室を施錠する。


キーとチェーンをキーケースに収納し、金庫室のドアノブに手を掛けて、引くように2回

確認し、ドアノブを指差して「ロックよし。」と呼称する。


警備員B 「ロックよし。」確認後、右提げじょうとなり警備員Aの背後まで移動し、

縦じょうの構えとなり、後方の周囲警戒を行う。


トランクを持ち、歩行警戒しながら、引き渡し地点まで移動する。

(動画1:55~2:17 流れるようにできると時短になる)


契約先Cの手前の位置まで進み、トランクを契約先Cとの間に置き、伝票ケースから運搬伝票を取り出し、両手を出しながら、「確認をお願いします。」と言う。


C)運搬伝票とトランクが間違いない事を確認し、受領印を押し、警備員Aに

運搬伝票を返却し、トランクを右足元に引き取る。


契約先Cから運搬伝票を両手で受け取り、受領印を右手人差し指で押さえて確認し、

伝票ケース収納後、挙手注目の敬礼を行い、基本の姿勢に戻り、

「ありがとうございました。」と挨拶する。

B)「ありとうございました。」確認後、右提げじょうとなり、右に1歩移動し、左向け左を行う。警備員Aに続き歩行警戒をしながら開始位置へ移動する。

C)警備員Bに続いて開始位置へ移動する。


警備員A 警戒棒を右手に装着し、大きく右向けを行い開始位置まで歩行警戒しながら移動する。

ABC全員左向け左を行う。警備員Bは左立じょうになる。

確認後、「終了しました」




最後に


アクテスは2号業務が主なので「使わないから良いかな」と思ったのですが、魅せる警備として、実技を見てて「これなら近寄らない」って思い、感動して覚えてしまいました。


貴重品運搬警備の方がもし、スマホをいじったりしながら委託先のジュラルミンケースを触ってたら襲えそうだし、警備のイメージに影響出ますよね。


2号警備の道路上での作業でも姿勢よく安全第一で更に意識して魅せれると安心して誘導のお願いを聞いてくれると再認識しました。



知識はあって困らないと思うので、他の会社の方でも是非参考にしてください。


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